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心臓血管外科

心臓センター 心臓血管外科


心臓血管外科の概要

成人心臓血管外科を対象とします。高齢化が急速に進む現在、お身体に負担のかからない手術を積極的に取り入れています。

当科の手術

下肢静脈瘤:血管内高周波焼灼術

日帰りで行うカテーテル手術です。下肢静脈瘤は、足の静脈の弁が壊れ血液が逆流するためにおこります。腓返りやだるさなどの症状があり、見た目にもかなりめだちます。(図1)年齢と共に増えてゆき、長い間立ち仕事をしてきた方々に多く発症します。もともと美容整形外科ではじめられた手術ですが、手術の効果が従来の「切る」手術とくらべて遜色ないことがわかり、近年保険適用されました。逆流のある静脈に細いカテーテルをいれてコンピューター制御されたラジオ波で治療します。(図2)手術の傷跡はほとんどわかりません。局所麻酔で行い、手術後直ぐに歩けます。日帰り手術で、30分から1時間くらいでおわります。手術後数日で通常の日常生活がおくれます。ご遠方の方は一泊二日入院も利用できます。

腹部大動脈瘤:腹部大動脈ステント

従来のお腹を切る手術は減って、大動脈ステント(カテーテル治療)がほとんどをしめるようになっています。両方の股のつけ根を3cmくらい切開します。(図3)大動脈瘤は年齢と共に増えてゆく病気です。破裂するまで無症状ですが、直径5cmになると破裂の危険性が高くなるため手術が必要です。90歳を超える方々の手術も珍しくありません。手術翌日の朝から食事再開、点滴もとれて病棟内を歩いていただけます。手術後3日から1週間で退院できます。透析など余病のある方も安心して手術を受けていただけます。

末梢血管

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動脈硬化閉塞症や膝窩動脈瘤に対するバイパス術・人工血管置換術、透析シャントなどの手術を行っています。透析シャントは、左右の腕に何回もシャント手術をうけて、もうシャントを作る場所がない、といわれた患者さんの手術も行っています。上腕尺側皮静脈表や上腕静脈を表在化して、肘で上腕動脈とシャントを作ります。(図4)通常のシャント作成術と比べ手術時間はかかりますが、人工血管や長期留置カテーテルと異なり感染に強いことが特徴です。

心臓手術

弁膜症;人工弁はなるべくさけて、自分弁を修理する形成術を行います。人工弁より長持ちして合併症も少なくなります。
冠動脈バイパス術:心臓をとめる人工心肺は避けて心臓がうごいたまま血管をぬいます。全身に負担が少ない手術です。(図5)

ペースメーカー手術

新規ペースメーカー手術も日帰り可能です。独自の工夫で合併症を防いでいます。(図6)日帰り手術は認知症など入院困難な患者様に行っています。


医師紹介

心臓血管外科部長 嶌田 泰之

専門分野 心臓血管外科一般
認定資格 米国心臓協会フェロー(FAHA)心臓血管外科部門
日本心臓血管外科学会 専門医・指導医
日本心臓血管外科学会 国際会員
日本外科学会 専門医・指導医
下肢静脈瘤血管内焼灼術実施・管理委員会 指導医
日本循環器学会専門医
腹部大動脈ステント実施医
胸部大動脈ステント実施医
ひと言 高齢化が進む中、できるだけ体に負担が少ない手術を心がけています。医学も科学です。科学の進歩で医学もおおきく変わってきています。今まで治療できなかった高齢者や持病のある方にも手術による治療ができるようになりました。海外の最新医学論文に日々目を通し、各々の患者様に最適の治療方法を提供します。体にやさしい手術で、できるだけ早い回復と退院をめざします。


診療実績

2017年度 心臓血管外科

外来診療日数 196日
外来患者総数 2,964人
初診算定患者数 201人
新患数 65人
紹介患者数 83人
新入院数(内、他科からの転入) 100人
在院数 1,048人
平均在院日数 9.3日

2017年度 心臓血管外科 治療実績

開心術 単弁 大動脈弁置換術 2件
僧帽弁形成術(内、メイズ手術1) 3件
複合弁 僧帽弁形成術+三尖弁輪縫縮術 1件
末梢血管手術 腹部大動脈瘤 ステントグラフト内挿術 4件
コイル塞栓 1件
急性動脈閉塞 バルーン血栓除去術 1件
下肢静脈瘤 血管内高周波焼灼術 31件
高位結紮術 2件
硬化療法など 6件
バスキュラーアクセス関連手術 内シャント造設術 5件
シャント瘤切除術 2件
長期留置型カテーテル挿入留置
切除・再建術
3件
その他 3件